附属小ニュース

校内授業研究会(理科)

2023年4月3日 14時03分

令和5年2月9日(木)に、「理科の学習を通して、学んだことを自分事として捉える児童の育成-自分らしい生き方を見つめる児童にするために-」を研究主題とし、問題解決の活動を通して、これまでの学習と関係付けながらより深く理解したり、「学習したことを生かしたい」という、自分の思いと導き出した性質やきまりなどを合わせて考えたりする中で、解決したことに対して自分なりに価値を見いだすことを視点として、第6学年「電気と私たちのくらし~地球とともに生きるために~」の単元で授業を行いました。

本実践では、手回し発電機一つではほとんど水が温まらないことから、「手回し発電機で水を温めるにはどうすればよいのだろうか」という問題を設定し、これまでの電気の学習を想起し、複数の手回し発電機を使って水を温めることに挑戦しました。

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各班で考えた方法で試行錯誤した結果、水の温度は2~3℃上昇しました。ただし、太陽光で温めた水は同じ時間でも5℃以上変わりました。児童は、電気から熱に変える難しさを感じるとともに、自然のエネルギーの影響の大きさを感じていました。

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また、その後、普段の生活の中での電気を使う場面を想起する中で、改めて電気を無駄にしないようにしようと、節電する意識が高まり、学習した事を自分のくらしに役立てていました。

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研究協議では、埼玉大学教育学部自然科学講座から、小倉 康先生を指導者に迎え、具体的に御指導をいただき、研究を深めることができました。